花野果村キッチンガーデン物語
石館志保子さん

2013/11/11 10:51

プロが教える「渋柿の渋抜き法」

今まで気が付かなかったのですが、ふらっとのブログでは
どのような記事が読まれているか?というのが
見ることができるようです。
最近このブログでよく読まれているようなのが
昨年11月に記載しました

「イチジクの甘露煮」 ←

「柿の渋ぬきセミナー&オータムランチづくり」 ←

「ぐいっとカブのビール漬け」 ←

皆さん、季節の果物や野菜の加工法であったり、保存の仕方を
お知りになりたいようですね。皆さんの興味のツボがわかり、
ブログを書く甲斐があるというものです。
では、本日は[アルコールによる渋柿の渋抜き法]
お伝えしたいと思います。

この情報につきましては宮城県の研究機関である宮城県農業・園芸総合研究所に籍を置かれている農学博士様から直々にお教え頂いた方法で
昨年11月の「柿の渋ぬきセミナー&オータムランチづくり」では、参加頂いた皆さんに作って頂きました。とっても簡単なのに、とろりと美味しい甘柿が出来上がったと、大変喜ばれた渋抜きの方法です。



■ 渋柿の焼酎による渋抜きについて
柿は大きく分けて、渋柿と甘柿に分けられます。
渋柿の代表としては平核柿・刀根早生・会津身不知などがありますが、
渋抜きをした場合、柔らかくなりすぎて、
なかなか上手に渋抜きのできないと言うかたが多いです。
ぜひとも以下のようなやり方で上手に渋抜きをなさってください。
【分量】
 カキ1㎏ に対して 35度焼酎 10cc
が適量です!





左)柿は4㎏。使う焼酎は40ccのみ 焼酎は新聞紙の上から掛け、
柿には直接焼酎がつかないのがポイントです。

このまま、密封状態で12日くらい常温に置きますと、上手に渋が抜けます。




こちらは蜂屋柿。蜂屋柿は通常干し柿に使われますが、渋抜き法によっても食べごたえのある大変美味しい甘柿として頂くことが出来ます。


あまりに少ない焼酎の量と、新聞紙の上に垂らすだけという簡単すぎる方法に皆さんあっけにとられるようです。殆どの本やネットでは、一つ一つのガクにつけていくという記述が多く、手間と時間を必要としますが、そうするとジュクジュクと柔らかくなりすぎることが多いです。
今盛んに渋柿が売られておりますので、ぜひともこの方法で美味しい
「甘柿」に変身させてみてください。

〈柿について〉
■「柿が赤くなると、医者が青くなる」といわれるほど栄養価が高い柿。
柿が赤く熟す晩秋は、空気が乾燥してきて、風邪や皮膚のかさかさに悩まされる頃となります。柿にはレモンやイチゴに負けない程ビタミンCが豊富に含まれており、この時期の肌荒れや風邪の予防に大いに役立ちます。又、柿の出回る頃になりますと、なにかと飲む機会も多くなり、胃腸や肝臓への負担も多くなる時期となります。柿は利尿作用のあるカリウムも豊富な上、柿に含まれるビタミンCと渋み成分のタンニンが血液中のアルコールを外に出してくれますので、お酒を飲む前に食べておくと二日酔いに大変効果的です。



尚、「主婦と生活社」から出版されました「果樹で素敵な庭造り」本では、栽培部門は、NHK『趣味の園芸』講師の大森直樹先生と玉崎弘志先生が執筆しており、私は、フルーツを使った保存品やお料理レシピ部門を担当させていただきました。平成23年3月3日に発刊されましたが、その8日後に日本全国が悲しみに包まれた東日本大震災がおき、その後は私自身も震災後の支援活動に忙殺されてしまい、殆ど陽の目を見ることもできずに本日に至っております。もし、ご興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひともお手にとってください。(「主婦と生活社」にこの春確認しましたところ、もう在庫が50部位とのことで、残り少なくなっているかと思いますが各書店にてご注文頂けます。)


果樹ですてきな庭づくり(主婦と生活社出版)価格1575円(消費税込み)
家庭でも育てやすいフルーツの栽培とレシピの紹介本。この本では“フルーツをおかずにとりいれたレシピ”や“果物の保存品”の紹介、また果物の体に及ぼす効用等について記載しております。