まちかどブロガー ファイト!
気仙沼市・菊田りつ子さん

2017/03/21 05:15

後世に残す震災遺構として

 20日(春分の日)、階上地区在住者を対象に階上地区まちづくり

協議会主催『気仙沼向洋高校旧校舎の見学会』がありました。

ゆくゆく気仙沼市の震災遺構として南側校舎のみならず、

北側校舎、体育館、総合実習棟、生徒会館等ほぼ校舎全体を残すことが

決定されています。

 風が強く寒かったのですが、大勢の参加があり、2班に分かれて

説明を受けました。1班は観光コンベンション協会の橋本氏より。

TVで何度も報道されましたが、実際に見るのは震災後初めてです。

 どこもかしこも上からは壊れたものがぶら下がり(前もって

ヘルメットと軍手が配られました)、下はガラスの破片やがれきが

散乱し、窓ガラスはほとんどありません。度々報道された3Fまで

押し流された車を目の当たりにし、津波の凄まじさをまざまざと見た思いです。

 3・11、あの日の恐怖は誰しも忘れることはできません。ましてや、

ここで津波に遭遇した生徒たちや教職員、関係者の皆さんは、どんなにか

恐ろしかったことでしょう(腰を抜かす生徒もいて、先生がおぶって避難先へ

向かった人も)。それでも誘導する先生が、その都度機転を利かして、

マニュアルはあくまでも一つの目安として、どこが一番安全なのか臨機応変に

対応したおかげで、220人の生徒たち全員が無事だったとのこと。

 黒板には避難者の人数や場所、訪れた際の励ましのメッセージが

消されず残っていました。

 津波死ゼロを目指し、後世に残す震災遺構として整備される

気仙沼向洋高校旧校舎、しっかりと目に焼き付けることができました。